自担の生活を昨日より豊かにしたい

今も昔も、関西の男前をこよなく愛する、アホなヲタクの拙い文章です。

MORSE東京楽観劇

ついにですね。
東京の全28公演、無事に終わってしまいました。
遅くなりましたが、東京の最後を観劇した感想を書こうと思います。




12月6日、ありがたいことに、東京のラストを見届けることが出来ました。


とっても素晴らしいキャストの方々に囲まれて、のびのびと12歳のオスカーを演じていた小瀧くんが大きく見えました。
実際大きいやん、という突っ込みは受け付けません←


前回見たのは23日だったので、そこから約2週間。その間にどんな変化があったのかなぁと楽しみに入りました。


私が見て感じた変化は、①ママのオスカーに対する接し方、②エリが人を襲う時の迫力の二つかなと思います。


一つ目のママの変化は一目瞭然でした。オスカーへの絡み方が濃くなっているなぁと感じました。それまでの27回すべてを検索していないので分かりませんが何度も演じ行く中で変わっていたのかなと思うと、オスカーへの愛情が深くなったのかなと思いました。深くなればなるほど、絡み方は濃厚になって、お酒にもおぼれて…。ママを見ていても切なくなります。


エリの迫力は増していたなと思いました。やっぱり動きはしなやかで、きれいなんです。でも表情とか、声とかの迫力が増した感じがしました。


私の観劇最後となったこの日は、それぞれのキャラクターの背景を思いながら見ていました。
ママやパパ、オスカー、エリ、ホーカンは、ずっとそうして見てきたけれど、最後はヨンニやミッケの背景も感じながら見れました。

ヨンニには絶対に逆らえないインミという兄がいて、そこへの恐怖とかそういうのから、執拗にオスカーを苛めているんだろうなとか、ミッケは本当はオスカーを助けたいしこんなことしたくはないけれど、そうしないと自分がオスカーと同じ目に逢うんじゃないかという恐怖からそうせざるを得ないんだろうなとか。二人を見ていても苦しくなりました。
最後のインミがオスカーを水中に沈めるところで、二人のそういうところがすごく表れていたなと思いました。


アヴィラ先生だけは、どうしても塚ちゃんに見えてしまうのだけれど、そこだけは初日から変わらなかった…笑


いちばん最後の箱の中のエリと、オスカーの電車のシーン。
二人はこの先どんな未来を歩んだのだろう。
ホーカンとエリのようにはならないとは思うけれど。


どこにも居場所が無かったオスカーに居場所が出来たこと、あの世界から抜け出せたこと、それはオスカーにとってはきっと何よりも幸せなことなんだと思うけど、でも血を飲まなければ生きられないエリと、いつまでも幸せ…なんて未来は想像しにくい部分もあって、突き詰めていくとやっぱりずっと苦しいし切ない、そんな舞台でした。



こういう、公演を重ねるごとの演者の変化と、こちらの想像の変化を楽しめるのも、舞台の醍醐味だなぁと思うんです。

今回のMORSEは初日と中盤と最後と、バランスよく入ることが出来て、本当に楽しかったです。



小瀧くんのオスカーは、いい意味で最後まで変わらず、12歳の少年でいてくれました。
これは、小瀧くんの経験不足なのか、それとも周りを見てあえてそうだったのかは分かりませんが、どちらにせよ、変わらないオスカーの存在は重要だったのかなと思います。でも、見れば見るほど、オスカーの切ない気持ちに入り込んでしまって、見ているのが辛くなるほど、胸がきゅーーっとなりました。パパのところにも、ママのところにも、学校にもオスカーの居場所はなくて、そして最後はエリまで離れて行ってしまう。そんな時の、あのドラッグストアのおじさんとのやり取りが、本当に見ているのが苦しかった。きっと演じている小瀧くんも苦しかっただろうな…。だからこそ、あの涙の芝居が、会場の涙を誘って、グローブ座全体が切なくて苦しい。
そんなオスカーを演じる小瀧くんが本当に頼もしくて、大きくて、誇らしい。



グローブ座での最後のカーテンコール。
大きな拍手に囲まれた小瀧くんは、キラキラしていて、ちょっと照れくさそうに笑っていて、最高にかっこよかった。
はけ際に、頭の上で両手でハートマークを作ったのは照れ隠しかな?ww

最終日ということで座長からの挨拶では、


皆さまのおかげで、本日東京公演を無事に終えることが出来ました。
大阪公演も控えておりますが、キャスト、スタッフ一丸となって頑張りたいと思いますので、応援よろしくお願い致します。


というような内容で、堂々と話す小瀧くんと、それを温かく見守る先輩方の姿にほっこりしました。
ジャニーズWESTの愛され最年少は、MORSEでも愛され最年少座長なんだなって。



本日から、大阪公演も始まります。
小瀧くんのオスカーも残りわずかですが、最後まで愛され座長として、12歳のオスカーとして、一生懸命頑張ってほしいです。
そしてこの経験を積んだ結果をどこかで見れる日を、感じられる日を楽しみにしています。